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ドラッガー「マネジメント」(エッセンシャル版)【3/4】

 

経営の大家「ドラッガー」。

その中でも一番有名な著書「マネジメント」のエッシェンシャル版ご紹介第3回。

 

第1回は、こちらで。
http://keystone-kobe.com/staffblog/peterferdinanddrucker1/

 

第2回は、「企業とは何か?」について。は、こちら。
http://keystone-kobe.com/staffblog/peterferdinanddrucker2/

 

第3回は、「事業とは何か?」について。

 

今日の企業は、組織のあらゆる階層において企業に影響を与える意思決定が行われている。
「何を行い、何を行わないのか」などのリスクを伴う意思決定が、組織の構成員全員の中で行われている。「我々の事業は何か。何であるべきか。」との問いの答えを各々が持つ。

したがって、企業自らがこの答えを出しておかなければ、様々な意思決定が様々な定義に従って行われることになる。その結果、反対方向に努力するようなことも起こりうる。

組織において、共通のものの見方、理解、方向づけ、努力を実現するには、「我々の事業は何か。何であるべきか。」を定義することが不可欠である。

 

「我々の事業は何か。」

この問いは、ほとんどの場合、答えることが難しい問題である。

企業の目的と使命を定義するとき、出発点は1つしかない。「顧客」である。

顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。

従って「我々の事業は何か」との問いには、顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。すなわち、顧客の価値、欲求、期待、現実、状況、行動からスタートしなければならないのである。

 

「顧客はだれか。」

この問いは、個々の事業の使命を定義する上で、最も重要な問いである。消費者、すなわち財やサービスの最終利用者は顧客である。しかし、消費者だけが顧客ではない。ほとんどの事業が少なくとも2種類以上の顧客を持っている。

 

「顧客は何を買うのか」

キャデラックの買う顧客は、輸送手段としてのキャデラックを買っているのか、それともステータスシンボルを買っているのか。この問いはときに企業を救うこともある。

 

「いつ問うべきか」

ほとんどのマネジメント層が、苦境に陥った時にしか「我々の事業は何か」を問わない。

だが、「我々の事業は何か」を問うべきは、むしろ成功しているときである。

成功は常に、その成功をもたらした行動を陳腐化する。新しい現実、新しい問題を作り出す。「そうして幸せに暮らしました」は、おとぎ話の中だけである。

 

「我々の事業は何になるか」

「我々の事業は何か」との問いに対する答えは、やがて陳腐化する。企業に関わる定義が有効なのはせいぜいもって10年だと言われています。

従って経営陣たるものは「我々の事業は何か」を問うとき、「我々の事業は何になるか。我々の事業の持つ性格、使命、目的に影響を与える恐れのある環境の変化は認められるのか」「それらの予測を、事業についての我々の定義、即ち事業の目的、戦略、仕事の中に現時点でいかに組み込むか」を考えなければならない。

この場合も、市場が出発点となる。

①    市場動向のうち、最も重要なものが人口構造の変化である。これに注意を払わなければならない。

②    経済構造、流行と意識、競争状態の変化によってもたらせる市場構造の変化も重要である。

③    最後に消費者の欲求のうち「きょうの 財やサービスで満たされていない欲求は何か」を問わなければならない。

「我々の事業のうち何を捨てるか」

新しい事業の開始と同じように重要なことは、企業の使命に合わなくなり、顧客に満足を与えなくなり、業績に貢献しなくなったものの体系的な廃棄がある。

「我々の事業は何か、何になるか、何であるべきか」を決定する上で不可欠なステップとなるものは、既存の製品、サービス、工程、市場、最終用途、流通チャネルの分析である。

「これらは今日も有効か、明日も有効か」「今日、顧客に価値を与えているか、明日も顧客に満足を与えるか」「今日の人口、市場、技術、経済の実態に合っているか。あっていないなら、いかに廃棄するか」

この問いを、体系的にかつ真剣に問わない限り、最善の定義を下したとしても、単に手続きを経たに過ぎない。

事業を定義することは難しい。しかし事業の定義があって初めて、目標を設定し、戦略を発展させ、資源を集中し、活動を開始することができる。

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中小企業の場合、とくに「何かをやめるのが先」が王道と言われています。

経営資源である「ヒト、モノ、カネ」が、大企業に比べて制限があるからにほかなりません。

しかし、この「やめる」という決断は、非常に難しいと実感しています。経営支援の現場においても、この決断がはやい経営者の方は本当に尊敬します。

ドラッガー「マネジメント」のまとめ第4回は、

「事業の目標」について、書きたいと思います。

もう少しだけお付き合い願います。

2015年10月

税理士法人キーストーン神戸
株式会社クオリアル・パートナーズ
寺田 一成

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